【このイギリス訪問は学びが多く、4回ぐらいに分けてレポートします。】-Part 1
イギリスに住む山下桂世子先生にお会いするため、ミルトンキーンズを訪問しました。イギリスは🇬🇧英語の国です。英語のデコーディングはその不規則な対応で大変です。イギリスでは多くの子供が読み書きに苦労している状況を改善するためにシンセティックフォニックス(ジョリー・フォニックス)が導入されています。山下先生は、ワーキングメモリーと、ジョリーフォニックスに関して全国で講演やワークショップを展開されているエネルギッシュで素敵な先生です。
山下先生のお勤めの学校Ashbrook schoolで参観させていただきました。母語が英語の子供たちに、5歳ぐらいから7歳ぐらいまで、三年はかけて、丁寧で楽しく理にかなった指導としてシンセティック・フォニックスが、2007年ごろから、イギリス全体の学校に正式に取り入れられました。Ashbrookではシンセティック・フォニックスが奨励される前の2002年から、申請ティックフォニックスの一つである、ジョリーフォニックスを一早く使い始めておられたようです。この学校はリテラシーだけでなく学校の評価全体が非常に良いようで、しっかりした取り組みがなされてきたと言えるようです。(これに比べると、日本の英語活動では、教科化においてもスモールステップの指導なしに、いきなり読ませたり、写し書きをしていますが、これでは、その後の英語の素地が育たないのです。)
母語としての英語のyear 1 .2 様々な解法を考え言葉表現や図を大事にした算数、Guided
readingの見事な段階別グループに別れた指導、ジョリーフォニックスと絵本やライティングとの組み合わせやタイミング、そしてやはり圧巻は物語や絵本を中心としたお話の創作場面の指導プロセスと、参観させていただきました。自治体の共同などで、音声と絵をつかったお話のディクトグロスに取り組んできので、その流れのイギリス的展開も興味深いでした。
シェークスピアに始まりチャーリーとチョコレート工場や、ハリーポッターまで数々の文学を世界き送り出しているイギリスならではの英語母語教育は、本当に豊かな教材と指導方法の宝庫です。S
LAを踏まえた上、L2に応用出来るインスピレーションがいっぱいです。英語はL2の日本では全く違うというものではなく、言葉を豊かに用いる面での共通点が深いです。山下先生はそのことを、誰よりも深く掴んでおられます。
このタイミングで山下桂世子先生にミルトンで、お会い出来たことは、私に取って素晴らしい時間でした。先生は、小学校教諭のご経験があり、日本の公立小学校の生徒の潜在力を、よく知っておられる上で、シンセティックフォニックスの著書を出され、ワーキングメモリだけでなく、実際の授業がどうあるべきか、全てを掴んでおられると思います。リタラシー指導と、内容(コンテント)の深さ関係について語ることができました。タイ料理を食べに行ったり、スーツケースにいっぱいの絵本や物理実験の本のお買い物もしました。愛犬というよりは愛息子のヘイミッシュ君には癒されました。イギリスに住む山下桂世子先生にお会いするため、ミルトンキーンズを訪問しました。イギリスは🇬🇧英語の国です。英語のデコーディングはその不規則な対応で大変です。イギリスでは多くの子供が読み書きに苦労している状況を改善するためにシンセティックフォニックスが導入されました。
今回は。山下先生のお勤めの学校Ashbrook
schoolで参観させていただきました。母語が英語の子供たちに、5歳ぐらいから7歳ぐらいまで、三年はかけて、丁寧で楽しく理にかなった指導としてシンセティック・フォニックスが、2007年ごろから、イギリス全体の学校に正式に取り入れられました。Ashbrookではシンセティック・フォニックスが奨励される前の2002年から、申請ティックフォニックスの一つである、ジョリーフォニックスを一早く使い始めておられたようです。この学校はリテラシーだけでなく学校の評価全体が非常に良いようで、しっかりした取り組みがなされてきたと言えるようです。
母語としての英語のyear 1 .2 様々な解法を考え言葉表現や図を大事にした算数、Guided
readingの見事な段階別グループに別れた指導、ジョリーフォニックスと絵本やライティングとの組み合わせやタイミング、圧巻は物語や絵本を中心としたお話の創作場面の指導プロセスと、参観させていただきました。私自身も、自治体の共同などで、音声と絵をつかったお話のディクトグロスに取り組んできので、その流れのイギリス的展開も興味深いでした。
シェークスピアに始まりチャーリーとチョコレート工場や、ハリーポッターまで数々の文学を世界き送り出しているイギリスならではの英語母語教育は、本当に豊かな教材と指導方法の宝庫です。S
LAを踏まえた上、L2に応用出来るインスピレーションに溢れています。英語を外国語として学ぶ日本では応用できないぐらい、違うというものではありません。言葉を豊かに用いる面での共通点が深いです。山下先生はそのことを、誰よりも深く掴んでおられました。
このタイミングで、今、日本の英語教育にとって無くてはならぬ存在の山下桂世子先生にミルトンで、お会い出来たことは、私に取って素晴らしい時間でした。先生は、日本の公立小学校の生徒の潜在力を、よく知っておられる上で、シンセティックフォニックスの著書を出され、ワーキングメモリだけでなく、実際の授業がどうあるべきか、全てを掴んでおられると思います。リタラシー指導と、コンテントの深さ関係について語ることができました。タイ料理を食べに行ったり、スーツケースにいっぱいの絵本や物理実験の本のお買い物もしました。愛犬というよりは愛息子のヘイミッシュ君には癒されました。美味しい手作りのお料理とワインをいただき、不覚にも、バスルームで歌を歌ってしまっていた私だそうです。なんと、覚えてません(^^)"
日本の先生に知ってほしいのです。母語が英語の子供たちでも、このようにしっかりした梯子で、やっと読めるようになる3年間以上のプロセスを。音と意味が上手く繋がってないまま、音への繊細さや、音と綴りの関係もほぼ教えないままの、写し書きの方法が、いかに理にかなっておらず、無茶なことになりそうなのか、既になっているのか。今の日本の指導は、イギリスでも他国の初等英語でも用いられてない流れだということも。日本では、フォニックスに限らず、アメリカやヨーロッパ、韓国や台湾等で発達し、実証もされてきた指導法がなかなか伝わりにくい状況があります。もちろん、過密な日本の小学校では、時間的にも状況からも、全て取り入れるのは無理です。しかし、特に最初の段階(音への繊細さを育て、先頭の音や、語尾の音のかたまりを聞き、アルファベットの音と綴りの基本的なものに慣れる)を飛ばして、後の伸びしろはないです。そして、豊かなコンテントのある言葉の指導とはどのようなものでしょうか。そのヒントは意外に、英語を母語として使うイギリスにあるのです。
(ジョリーフォニックスの一部の指導法を紹介できると思いますが、全体像はイギリス文科省が取り入れている詳細にわたる素晴らしい指導ですので、量も多いですから詳しく書けませんが、山下先生のご著書を読まれたらもっともっと理解が深まると思います。)
(私の方は、小学校の先生方が教えるという前提のもと、音韻認識からデコーディングへを、『音声から文字への5ステップス』(本HPからダウンロード可)として研修で扱っています。日本の学校で可能なモジュールに合わせたもので、6年生での実証をすませました。これだけでも子供らが、身の回りの単語や絵本を読もうとしはじめます。」
もし、新しい単語を、「見せるだけ」「なぞるだけ」「記憶」で読める、それどころか「最初から書く」という指導になっている場合は、少しでも試してもらえないでしょうか。
私も15年までは何も知らなかったのです。娘がスペインで、スペイン語綴りの「正書法」を学ぶ姿を見て、本当に驚いたのが最初です。日本語にはそういうものは、無いですね。次に、英語の綴りを学び始め、先生が、「いや~もう、スペイン語(規則通り)に比べたら、英語(規則があてはまらない)はもう大変でして・・・」と言われたのを目の当たりにしました。耳で聞くのと単語が全く違う。「ばーすでぃ」と聞いたら、普通「barsdey」等になります。自分はなんて無知だったのだろうか、(習った方法で教えようとしていた)。もう一回勉強し直したことがきっかけでした。実際にイギリスの2年生の子供たちも、ジョリーフォニックスで素晴らしい指導を受けている途中は、b(ブッ)のようなアルファベットの音読み、ーir- ーayーのようなかたまりの音素を習っていても、「birthday」とはすぐには応用して書けないのです。綴りのルールを学び、それを実際の音声や言語使用で使うには時間がかかります。イギリスの先生も何回も何回も、行ったり来たりして教えています。日本では、そのどれも教えていませんが、「birthday]と写させていませんか? それは無駄な時間です。
日本の中学校の先生は言うかも知れません。「時間がないから覚えた方が・・・」、しかしそれは、結局、遠回りになります。生徒らはいつまでも、初発の単語に出合っても「自分の力」では読めるようにならないのです。シンセティック・フォニックスは